第15話 贈与税とは?

贈与税は、タダで財産をもらうとかかります。さらに、あげる人ともらう人が原則として個人である場合にかかる税金です。例えば、お父さんが長男に500万円タダであげたとします。贈与税は500万円をもらった長男が国に納めることになります。

つまり、贈与税はタダで財産をもらった個人にかかる税金です。

 

では、どのくらいの財産に対して贈与税がかかるのでしょうか。

1人の人が、1年間(1月1日~12月31日)にもらった財産の額が110万円を超えたら、その超えた額に対して贈与税がかかることになっています。

例えば、1年間のうちに、お母さんが長女へ50万円贈与し、さらにおばあちゃんが長女へ100万円贈与したとします。つまり長女は1年間のうちにあわせて150万円贈与されたことになりますので、長女は贈与税の申告をし、かつ、贈与税を納めることになります。

もし、今年のうちにお母さんから50万円贈与され、翌年になってからおばあちゃんから100万円贈与されたとしたら、今年も翌年も110万円を超えていないので贈与税を納める必要もないし、贈与税の申告をする必要もないのです。

この110万円が「贈与税の基礎控除額」です。

したがって、1年間に、何人もの相手から財産をもらった場合でも、その財産の合計額が110万円以下であれば贈与税がかからないことになっています。

ただし、この考え方は「暦年課税」の場合です。近年は、贈与税の課税方法が複雑になってきていますので、贈与により相続税の節税をしたいとお考えの方は、よく検討する必要があります。