第12話 相続税はいつまでに申告・納税するの?

これまでお話してきたように、相続税は、個人が亡くなられた人の財産を相続、遺贈(遺言)などによってもらったときにそのもらった財産の価額を基にして計算される税金です。ただし、その財産の価額が基礎控除以下であれば相続税はかかりません。つまり、計算の結果、納めるべき相続税があるときは、相続人は亡くなった日(若しくは亡くなったことを知った日)の翌日から10ヶ月以内に、相続税の申告書を作成してその申告書を税務署へ提出しなければなりません。例えば、平成24年2月10日に亡くなった場合は、平成24年12月10日が申告書を提出する期限となります。ここで注意しなければならないことは、これまでにお話した「配偶者の税額軽減」や「小規模宅地等についての課税価額の計算の特例」を適用したことによって納めるべき相続税がゼロとなったときは、納めるべき相続税がなくても、これらの特例を適用したことを税務署へ知らせる必要があるため、やはり申告書を提出することになります。

さて、それではどこに相続税申告書を提出するのでしょうか。

相続税の申告書は、相続人が複数いる場合には共同で申告書を作成して提出することができます。そしてその提出先は、亡くなった人の住所地を管轄している税務署となります。

相続税申告書の提出と共に、忘れてはいけないことがあります。納めるべき相続税を申告期限までに現金(原則)で一括納付しなければなりません。そして納付場所は、最寄りの金融機関(銀行、郵便局等)又は所轄の税務署となります。

つまり、相続税の申告期限までに、相続税の申告書を提出すると共に相続税を納めなければならないこととなっています。

遺産の分割には期限がありませんので、納得するまで話し合いをしていただいてかまいませんが、相続税の申告期限・納付期限があることを忘れないようにしてくださいね。